帰ってきています。

数週間寝てただけなのに、
起き上がると世界はまわり、
身体はちっとも思ったとおりに動きません。
数週間前は元気に動いていた私のお腹には元気に動き育つ人がいて、
私が数週間寝てる間にも
お腹には元気に動き育つ人がいましたが、
もうお腹には誰もいません。
私は日常に戻り、私自身を元通りにすることで今は精一杯です。
最初はちっとも動かなかった身体も
食べて動いて少しづつ戻ってきてありがたいです。
誰に報告したところでうれしい話ではないのですが、
もう私は妊婦ではなく、
もうお腹の子はこの世にいません。
それを選んだのは私と私の主人でした。
出来ることは全部した上で
たくさんこの先のことを話して、
この先が細く細くも見えなくなって決断しました。
生きているといろんなことがあります。
たとえ生まれてすぐ死んでしまっても、
生まれるまでにはお腹の中で確実に生は軌跡を描いていました。
生きているものにもっと生きる力を残してくれました。
ひとところにいても世界は広いことを教えてくれました。
涙に暮れず、私達らしく送り出せました。
私は元気です。元通りではないけれど、もっと元気です。
もっともっと生きることと自分が出来ることと
まっすぐ向き合って走りたいと思います。
たくさんのご心配、お見舞いのメールありがとうございました。
良いご報告が出来ず申し訳ありません。
あらためまして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
 
季節はすっかり秋に変わってました。
さて、再始動です。
また、ゆっくり少しづつ一歩一歩。
びっくり充実の秋にせねばですな。
 

栗 

久々の家ごはん、くりごはん、
おいしかったです。
 

青空 

寝たきりで見てた窓からの景色、
大文字山の端っこ、
風に揺れる木々、
台風の空、青い空、朝焼け、はやい雲、遅い雲、
うろうろ蜘蛛の巣、
入院中誰も帰ってこなかった木の上の鳥の巣、
病室のベッドからの景色
この先忘れないだろうと思います。