しわしわす

師走は駆けてきては
何度も私を追い越して、
秋を掃き散らしては
冬を呼んできて、
気がつけばすっかり冬で
「よいお年を」なんて
挨拶が普通に聞こえてきて。
身体はちっとも師走に追いつけぬまま
北風と一緒に心は師走の先へ先へと
急かされるのでした。
風邪だけはひかぬようにと
冬至にまた
ゆず湯に入ろうとゆずを買いました。
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今年のやり残しを
来年へどう融通するか
はてさて。
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実家には今年も
クリスマスツリーが飾られていて、
サンタクロースが来ていた頃は
ピカピカしていた電気も
壊れたままに今年も飾られていました。
もう何年も前からある
クリスマスイブの夜だけ
灯りを入れるろうそくも
いつも通り置いてありました。
よく柿をもぐお手伝いに行っていた
柿の木がすっかり切られて
実家の窓から見えなくなっていました。
あんなに大きな木で
あんなに柿を実らせてた木だったのにね。
この時期になると
相変わらず街は
あっちに行っても
こっちに行っても
賑やかなツリーとイルミネーション。
相変わらずクリスマス色の街を
通り抜けたって
その昔は一番にツリーを飾ろうと言い出す
とんでもないクリスマス好きだった私も
いよいよ心が躍らない大人になっていて
いよいよクリスマス感の薄いところに
嫁いでしまったなと思っています。
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すぐそこの鈴の音より
もういくつ寝るとの鐘の音が側にあって、
お隣のお寺の除夜の鐘のお手伝いを
楽しみにしています。
クリスマスより
来年の事ばかり考えています。
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それはただ
クリスマスがどうでもいいだけなのか、
来年が楽しみなのか・・・。
やり残しの多過ぎる
矢のように過ぎてしまった
綱渡りの2010年は
あれこれ反省しきりだけれど
来年への心積もりは
去年よりちゃんとできているように
思うのです。
やらなきゃというより
やりたいと思っているから
亀みたいな歩みの2010年が
きっと追いつく
2011年になるんだと
するんだと
進みたいと思います。
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年賀状用の絵に久しぶりに
朱赤を塗りたくなって
あ、
けっこう追い込まれてきてるなと思いつつ
どんと赤を塗りました。
「あんた来年はやる気やな。
珍しい赤やな。派手な絵やな。」
と、絵を見た母が
電話の向こうで言っていました。
線路はどこまでも続くようで
続いていないことを知っていて、
線路の上を野を越え山越えたら
遥かな街に続いていることも知っているので、
この線路の上を
一生懸命走って走って
走らなきゃって思うのは
息が白く見える冬だから
師走だから
また1年の節目が近いから
元陸上部だから。
さて、
息は切れるだろうけど
もっともっとはやく
走れるはずなんだけどな。