うさぎの角

狛犬には角があったり
なかったりします。
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うさぎには角はないけれど、
兎に角、兎の角、うさぎへの曲がり角は
せわしなくあっという間に
通り過ぎていました。
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もうすぐ春も立ちそうです。
あっちの梅も
こっちの梅も咲きそうです。
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お正月くらいは
おせち料理食べて
のんびりしないと
年中せわしなくなるんやでと
言われてきたけれど、
そういう訳にはいかない
2年目のせわしいお正月が
走り去っていきました。
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雪で閉じて
雪で開けた白い新年でした。
旧い年を除く夜、
新しい年を覗く夜、
大晦日はすごい寒さでしたが
おかげで鐘の音は澄んでいて、
あちこちの除夜の鐘も聞こえてきて、
星空はともかくきれいでした。
祇園はびっくり街中なのに
お寺は真っ暗だから
ああ寒いと言いながら
星がきれいだなと
幾度と夜空を見上げて
日々が過ぎた気がします。
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足元は暖かくて、
見上げたり
見下ろしたり
余裕とまではいかないけれど
去年はなかった何かがある気がするのは
また新しい1年が
つららとつながった今年だからです。
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とはいえ、
ちっとも余裕なしだから
こんなに遅れた更新で、
相変わらずだけど
今年は違うんだという
気合いは
RESET以来の赤い絵と共に
最新号Hのすりばち眼鏡に描きました。
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赤い物を見る度に
心がぎゅうっとなります。
そういえば去年より
苺を食べていない気がします。
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一つづつ丁寧に
今年はたくさん形にして
お届けするつもりです。
お届けは絶えずぎりぎりになるかもですが
きっと出来立てほやほやの予定です。
今年もよろしくおねがいします。

しわしわす

師走は駆けてきては
何度も私を追い越して、
秋を掃き散らしては
冬を呼んできて、
気がつけばすっかり冬で
「よいお年を」なんて
挨拶が普通に聞こえてきて。
身体はちっとも師走に追いつけぬまま
北風と一緒に心は師走の先へ先へと
急かされるのでした。
風邪だけはひかぬようにと
冬至にまた
ゆず湯に入ろうとゆずを買いました。
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今年のやり残しを
来年へどう融通するか
はてさて。
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実家には今年も
クリスマスツリーが飾られていて、
サンタクロースが来ていた頃は
ピカピカしていた電気も
壊れたままに今年も飾られていました。
もう何年も前からある
クリスマスイブの夜だけ
灯りを入れるろうそくも
いつも通り置いてありました。
よく柿をもぐお手伝いに行っていた
柿の木がすっかり切られて
実家の窓から見えなくなっていました。
あんなに大きな木で
あんなに柿を実らせてた木だったのにね。
この時期になると
相変わらず街は
あっちに行っても
こっちに行っても
賑やかなツリーとイルミネーション。
相変わらずクリスマス色の街を
通り抜けたって
その昔は一番にツリーを飾ろうと言い出す
とんでもないクリスマス好きだった私も
いよいよ心が躍らない大人になっていて
いよいよクリスマス感の薄いところに
嫁いでしまったなと思っています。
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すぐそこの鈴の音より
もういくつ寝るとの鐘の音が側にあって、
お隣のお寺の除夜の鐘のお手伝いを
楽しみにしています。
クリスマスより
来年の事ばかり考えています。
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それはただ
クリスマスがどうでもいいだけなのか、
来年が楽しみなのか・・・。
やり残しの多過ぎる
矢のように過ぎてしまった
綱渡りの2010年は
あれこれ反省しきりだけれど
来年への心積もりは
去年よりちゃんとできているように
思うのです。
やらなきゃというより
やりたいと思っているから
亀みたいな歩みの2010年が
きっと追いつく
2011年になるんだと
するんだと
進みたいと思います。
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年賀状用の絵に久しぶりに
朱赤を塗りたくなって
あ、
けっこう追い込まれてきてるなと思いつつ
どんと赤を塗りました。
「あんた来年はやる気やな。
珍しい赤やな。派手な絵やな。」
と、絵を見た母が
電話の向こうで言っていました。
線路はどこまでも続くようで
続いていないことを知っていて、
線路の上を野を越え山越えたら
遥かな街に続いていることも知っているので、
この線路の上を
一生懸命走って走って
走らなきゃって思うのは
息が白く見える冬だから
師走だから
また1年の節目が近いから
元陸上部だから。
さて、
息は切れるだろうけど
もっともっとはやく
走れるはずなんだけどな。

紅葉落葉冬支度

移動は

歩きか自転車にかぎります。

ご近所が車でみっちり
京都はいよいよ
大混雑大渋滞。
木はいよいよ冬支度。
さすがに蚊の姿も消えました。
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下に落ちている葉も
足元に絨毯みたいに
落ち葉がつもった道も
いいのにな思うけど、
この辺りは
落ち葉が落ちては掃除。
ただ落ちていても
土に還っていくように出来ているのにね。
山じゃないから仕方ない、
還る土がないから仕方ないのです。
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念願だった新しいブーツ。
どこまでも走れそうな新しいブーツ。
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ずっと買おうとしては買ってなかった
マグカップ。
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未来に向けて貯金箱。
まだほとんど空っぽ貯金箱。
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お家型の紙入れ持ち運びファイルは
すりばち眼鏡の本作りを
しっかりがんばりなさいよ
と頂いたプレゼント。
実家と嫁ぎ先とを行き来する
新しいおうち。
下の緑の芝生みたいなのは
ノートパソコンケース。
いつも風呂敷に包んで
持ち運んでいたけれど
やっとちゃんとしたのを買いました。
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今年も亥の子餅の季節は過ぎて。
冬はすっかり立ちまして。
なんだかそんなに寒くないけど小雪。
あれやこれやを
秋冬にすっかり衣替えして、
自転車でスイスイ走っても、
実際はちっとも進まない
あれやこれを抱えてて
渋滞気味な具合で
塵もつもって
ちょっと山なんですが、
コツコツこなして
よい冬にせねばです。
ためた山を
次に還さねばなりません。
山暮らしではなく
街暮らしなのです。
今日も日は
あっという間に
暮れていくのです。

ちぐとはぐ

山茶花はそれからすぐに咲き誇っており、

次から次へと散るのです。
夜、門を閉める度に
明日こそ昼間明るい時に
写真を撮らなきゃと
思い出すのに、
翌日の昼間はそんなことすっかり
頭の中から出て行っていて
気がつくのは
また夜なのでした。
山茶花は花の時期が長いとはいえ、
あんまり撮り忘れるもんだから、
こないだ夜に撮りました。
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そんな風に夜になったら思い出すことと
昼になったら思い出すこととがあり、
夜にしても昼にしても
ふいと思い出すことや
閃くことが
なかなか実を結ばなかったり
気がついたら散ってしまっていたりもするのです。
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10月の終わりに
信号待ちしていた横に
あれれこれは
オクラの花と実。
なんだか
季節外れな感じだけれど
天に向かって
オクラはなっておりました。
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これも同じ頃、10月の終わり、
わぁ、
ものすごい面白い実があると
思ったら、
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槙の実でした。
白っぽい青と赤の実が
2つくっついてなっていると思ったら、
赤い方は実じゃなくて
花托という
もともと茎の先端らしい。
赤い方は食べれて
青い方は毒らしい。
花托が食べれて、
実は食べれない。
実なのにね。
赤い方
食べてみたかったなと
今更思うのですが、
もう鳥のお腹の中なんでしょね。
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お茶の花が近所のあちこちで
咲いては散り、咲いては散り、
下にポップコーンみたいに
積み重なってきたなと思ってる内に
雲水さんにきれいに掃除されています。
お茶を作ってるところでは
花が咲くのは嫌われます。
花が咲いたら
花に養分が取らてしまうから
花が咲くのは
木が弱っている証だから
上手に管理して
なるべく花が咲かないようにするのです。
ここらのお茶の木の葉は
お茶にならないのです。
植わっているだけなのです。
多少手入れはされていますが
傷んでいるので
たくさん花が咲くのです。
青々とした葉ばっかりの
お茶の木が美しいのか、
小さい可愛い花をたくさん咲かす
お茶の木が美しいのか、
それはそれで
人間が勝手に決めてることなんですが。
ちぐはぐな日々も
もはや日常化しつつあり、
振り返ったら
ちぐはぐも
愉快な一筋の道になっています。
しかし、
ちぐはぐは遠回り。
多少のちぐはぐ覚悟で
分かっている筋は
近道で行きたいもんです。

矢のように

おひさまの光はまっすぐに進んで

屈折して、分散して、
虹を描くこともある。
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止めていた自転車の足元に
小さな虹。
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塀を渡っている猫を発見。
ここに住みだした頃から
ときどき聞こえる鈴の音の主に
初めて出会えたと思って
じっと見ていたら、
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私に気付いて
塀をこちらへくるりと曲がって
屋根をつたって
すぐ側まで。
どうしたものやらと
ただしばらくじーっと顔を見合わせて、
いつもはまっすぐ進む道を
わざわざ曲がっていただきまして、
いやいや
どうもこんにちは、
えーっと、
じゃあまたと、
不思議な時間。
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すっかり傷んでいた犬矢来が
リニューアル。
まっすぐに伸びたであろう青竹は
職人さんの手によって
壁から裾にかけては
微妙な弧を描きながら
見事に美しく並べられました。
瑞々しかった青竹の青色は
日ごとに失われて
黄色く変わりつつあります。
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キバナコスモスとコスモスが
今年もいつも通り
並んで咲いて
風に揺れていて、
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去年も一昨年も
咲いていた山茶花が
今年はまだ蕾だけれど、
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今年もお祭が過ぎていきました。
ただ見る側から
支える側になって2年目。
今年は矢を見ていただけでした。
まっすぐなのか
曲がっているのか
立ち止まっていても
進んでいても
戻っていても
まるで分からなくても
どうやらいつも進んでいるようです。
何を描いているのか
自分でもよく分からずに
紙に向かって
描ける絵が
いつも一番いい絵です。
明日というのは
雨でも曇りでも
いつでも明るいらしいです。
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風邪はひかぬように
木枯らしに負けぬように
さていざ
矢のように
また明日。